先日、ボスが打合せで都内に行った。
そしたら歩いている先の広場で物産展が行われていたそうな。
カッペのボスはふーらふら。
そのまま物産展の中をぐるぐる。
んん?聞き覚えがあるぞっ
「あらっお兄さん、コレ好きなの?」
「いやぁー、僕は好きじゃーないですっ」
「いいから試食してみて」
「僕は好きじゃーないんでっ」
「そっちよりこっちの方がお得だから、コレ食べてみて」
「結構ですっ」
噛みあわない会話に疲れたそうだが、買ってきてくれた。
ぽぺこの大好物だーっ!
今までもらったお土産の中で一番嬉しかったんじゃーないかなぁ。
ぽぺこも何年、いや二十何年ぶりのご対面だっ
食べたいなぁと思ってもあまり見かけないし。
嫌われモノなんだよね、かわいそうなことに。
「いいの?食べても」
「いいよっ 別にオレが食うわけじゃーないんだし」
「本当にいいの?」
「好きだって言ってたじゃん、ぜーんぶ食っていいよっ」
「いや、今日は一つにする。だいじに食べなきゃー」
「へぇー そんなに好きなんだ」
「ねぇ、開けてもいい?」
「開ければ?」
「今、開けるよ」
「そんなに気にすんなっ」
「ではでは、お言葉に甘えまして、オープゥン ふはーっ」
「くっせーーーーー」
「開けていいかって確認したでしょ、ちゃーんと」
ご丁寧に焼かれて真空パックされていたくさや。
これ焼いたら家族はもちろん、ご近所迷惑になるって聞いたことがある。
ふふふっ
でも、ぽぺこはだぁーい好きなのよ、くさやさん。
夕食の準備をし、くさやはアルミに包んでオーブントースターで温めて。
「いっただきまぁーす」
「ウゲッ」
「くさい?」
「くさいなんてレベルじゃーねえよっ 養豚場かよっ」
「大げさなぁーっ ちょっと食べてみなよ、美味しいよー」
「うわぁーーーっ こっちに振るなっ」
「なぁんでー」
「もうこっち向くなっ、オマエ全部が臭いんだよーーーっ」
そこからボスはぽぺこと向き合わず、目も合わさず、会話も成り立たない。
けっ
残念なオトコだっ
こんなに美味しいのにっ
「まだ、3つもあるぅー いつ食べよっかなぁ」
「もうさっ、それ捨てたら?」
「なに言ってるのよーーーっ」
「だって臭すぎ、こんなに臭いとは思ってもみなかった」
「ふふふっ くさやを甘くみちゃーいけないよっ
ボスが何かイジワルしたらくさや食べて息吹きかけてやるぅーっ」
「それさぁ、外で食べれば?」
「立ち飲みやじゃーないんだからさっ 寒くて凍えるもんっ」
「じゃーもう食うのやめろ」
「やだもーんっ」
「くっそー、買ってこなきゃーよかったぁーっ」
うきゃきゃきゃーーーっ!
たっのしぃーーーっ!!
そうそう、バカルテット。
くさやの匂いがしたらわらわら寄ってくるんだよっ
魚が好きじゃーないウィリーまで。
よこせってさ!
『猫にまたたび』って言うから『犬にくさや』だっ
ひゃっほーいっ
そしたら歩いている先の広場で物産展が行われていたそうな。
カッペのボスはふーらふら。
そのまま物産展の中をぐるぐる。
んん?聞き覚えがあるぞっ
「あらっお兄さん、コレ好きなの?」
「いやぁー、僕は好きじゃーないですっ」
「いいから試食してみて」
「僕は好きじゃーないんでっ」
「そっちよりこっちの方がお得だから、コレ食べてみて」
「結構ですっ」
噛みあわない会話に疲れたそうだが、買ってきてくれた。
ぽぺこの大好物だーっ!
今までもらったお土産の中で一番嬉しかったんじゃーないかなぁ。
ぽぺこも何年、いや二十何年ぶりのご対面だっ
食べたいなぁと思ってもあまり見かけないし。
嫌われモノなんだよね、かわいそうなことに。
「いいの?食べても」
「いいよっ 別にオレが食うわけじゃーないんだし」
「本当にいいの?」
「好きだって言ってたじゃん、ぜーんぶ食っていいよっ」
「いや、今日は一つにする。だいじに食べなきゃー」
「へぇー そんなに好きなんだ」
「ねぇ、開けてもいい?」
「開ければ?」
「今、開けるよ」
「そんなに気にすんなっ」
「ではでは、お言葉に甘えまして、オープゥン ふはーっ」
「くっせーーーーー」
「開けていいかって確認したでしょ、ちゃーんと」
ご丁寧に焼かれて真空パックされていたくさや。
これ焼いたら家族はもちろん、ご近所迷惑になるって聞いたことがある。
ふふふっ
でも、ぽぺこはだぁーい好きなのよ、くさやさん。
夕食の準備をし、くさやはアルミに包んでオーブントースターで温めて。
「いっただきまぁーす」
「ウゲッ」
「くさい?」
「くさいなんてレベルじゃーねえよっ 養豚場かよっ」
「大げさなぁーっ ちょっと食べてみなよ、美味しいよー」
「うわぁーーーっ こっちに振るなっ」
「なぁんでー」
「もうこっち向くなっ、オマエ全部が臭いんだよーーーっ」
そこからボスはぽぺこと向き合わず、目も合わさず、会話も成り立たない。
けっ
残念なオトコだっ
こんなに美味しいのにっ
「まだ、3つもあるぅー いつ食べよっかなぁ」
「もうさっ、それ捨てたら?」
「なに言ってるのよーーーっ」
「だって臭すぎ、こんなに臭いとは思ってもみなかった」
「ふふふっ くさやを甘くみちゃーいけないよっ
ボスが何かイジワルしたらくさや食べて息吹きかけてやるぅーっ」
「それさぁ、外で食べれば?」
「立ち飲みやじゃーないんだからさっ 寒くて凍えるもんっ」
「じゃーもう食うのやめろ」
「やだもーんっ」
「くっそー、買ってこなきゃーよかったぁーっ」
うきゃきゃきゃーーーっ!
たっのしぃーーーっ!!
そうそう、バカルテット。
くさやの匂いがしたらわらわら寄ってくるんだよっ
魚が好きじゃーないウィリーまで。
よこせってさ!
『猫にまたたび』って言うから『犬にくさや』だっ
ひゃっほーいっ