今日の○○

フィクション?ノンフィクション?

     前編はコッチ → JAPON


普段通りの生活で、血が溜まること必須。
よって1週間後の診察日は…

「あ~
 やっぱり溜まってるね
 よしっ
 抜くぞっ」
「はっはい…」
「大丈夫、針がチクッとするだけだよ」

チクッと以外にもグニュグニュが痛いじゃん!

「は~い
 血を抜き終わったよ
 これだけ溜まってたんだ」

と言いながら抜きたての血が入った注射器を見せてくれた。

「スッゲー
 こんなに溜まってたのかぁ」
「ダメだよ
 せめて『すごい』って言わなきゃ」

まさか言葉遣いをロックンローラー医師に直されるとわね…

「じゃ、また血が溜まると思うから
 来週も予約を入れておきますね
 お大事に」
「ありがとうございましたっ」

あれ?
あれれっ??
検査結果は???

ま、その後はいつものライオネスS医師の診察。

なんか嫌な予感…

気のせいだっ
気のせいだっ

科を移動し、ライオネスS医師に呼ばれるのを待つ。
しばらくすると診察室のドアが開き、いつものようににこやかに迎えてくれたライオネスS医師。

「血、抜かれたんだって」
「うん、痛かった
 痛くしないでって言ったんだけどさっ」
「ま、しょうがないわよね」
「うん、
 そうそう、すっごくキレイだよ、傷あと
 あっ 今はテープ貼ってあるから見えないね」
「さすがだね、
 チクチク細かく縫ってくれたんだね
 指名されたから意地をかけて縫ったんだな
 はっはっは~
 さて、
 結果が出てたんだよ
 じゃ、一緒に見ようね
 これっ」
「メガネはどこだっけ…」
「いい?
 中身はリンパ腫だったんだよ
 でね…」

っと話は続いたが聞いていたようで聞いていない。

そう、
再発。

3年経過した頃「このまま逃げ切れそうじゃん」なんて思ってたんだよね。
治療前にライオネスS医師にもセカンドオピニオンで話を聞いたO医師も
「再発は覚悟して」っと言ってたけど、
運よく『特別』『例外』には該当してくれるかと思ったのにさ。

ライオネスS医師は告知と簡単な説明だけで終わらせ、
「来週も形成外科にくるんでしょ
 じゃ、その時ちょこっと寄ってきなさいよ」
予約を入れた。

診察室から出て、放心状態のぽぺこ。
車に乗ろうとすると助手席にはブルジィ。
ちょうどね、この日はダイゴとイチロが洗濯の日でボスも出かける予定だったから
1匹で家で留守番できない寂しがり屋のブルジィはぽぺこと行動を共にしていた。
車の中は安心らしく、ボッサーっと待っていてくれる。

ほんとっグッドタイミングだったんだよな。
たぶん1人で運転して帰るには厳しい精神状態だったからね。
ブルジィの横ベロを見てクスッと笑い、
ブルジィに話しかけながら車を運転して帰宅した。

凹んだね。
これでもかってくらい凹んだよ。

気がつくと涙が流れてるって感じ。
そんなぽぺこに寄り添い、顔をペロペロするのはダイゴ。
ダイゴはぽぺこが治療を開始したときに譲ってもらった。
だから仔犬時代からぽぺこの担当看護師としてせっせと働いていた。
なんとなく感じるものがあったんだろうね。
くっついてたんだよ。

そうそう、現実。
現実はぽぺこ専業主婦で毎日やることがある。
だからそんなに凹んでらんない。
ぽぺこ父&母が心配して駆けつけてくれたが、
ぽぺこは2人の顔を見ただけでなんか安心した。
で、普通に生活してるのがぽぺこにとって一番いいと思ったから
ぽぺこ母がしばらく居てくれると言ったが断って帰ってもらった。

それから1週間後に病院へ行き、形成外科で血を抜かれた。
で、またにこやかに翌週の予約を入れられた。
3度血を抜かれ腫れもひき、いよいよ今後の話。


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